BORLIVE

Battle Of RAJAS vol.1 Live Report by YABUChang
2002.10.26 sat. at KYOTO MUSE HALL
TOPに登場はBaBachan率いる'EX '! 懐かしい面々がステージに
登場し、BaBachanのスネアのフィルと共にいきなり１曲目
'Falling the Twilight' がはじまった。 Ba.のよこちゃんとの
タイトなリズムコンビネーションもバッチリでGu.のおなちゃん、
ひろみさんのバッキング＆オブリガードが重厚に響き、 HIDEKO
さんのハイトーンボーカルが冴える。これぞジャパメタの世界！
間髪入れず2曲目'Mad Love'シャッフルビートが自然と身体を
揺らす。 MC～メンバー紹介をはさんで、Heavy Metalの血が騒がずにはいられない王道'ROCK SOLDIER'。
短いひろみさんのGu.Soloからバラード'Because the Night'。クリアトーンのGu.アルペジオにHIDEKOさんの
歌声が重なる。さりげないよこちゃんのフレーズも光る。続いてはマリちゃんのカヴァーで'Nostalsia'。
16ビートのちょっと POPな曲調。おなちゃんがいつものダジャレをかましてリフを刻みはじめ'Love You
Tonight?'へ。そのまま Last Number'Dead Of Love'になだれ込む。3連のリズムに見ている人の頭も
揺れている。演奏が終わり客席から歓声と拍手があがる。さすが'EX'。Metalファン大満足のステージだった。

セッティングが終わり、おもむろに幻想的なGu&Ba&Dsのサウンドが響く。
'TRAFFIC JAM'の登場だ。Vo.のMichaelが拡声器にむかって言葉をぶつける。
SE的な曲'C.C.T.B.'で幕を開けた'TRAFFIC JAM'のステージ。続いて２曲目
'POLICE LINE'60年レリックのストラトからテンションコードを刻むコーイチ
ちゃんのGu.にラップ調のVo.が絡む。3曲目一転した速いビートナンバー
'Elina'分厚いリズムセクションにワウGu.が重なる。殆どの人が初めて聞く筈
だが客席が気持ちよさそうに揺れ、拍手や歓声もあがる。更にレゲエ調の
'MY LIFE'エコーの聞いたサウンドに観客は酔う。５曲目は'FORCE'。T-Wahの効いたBa.&Toremoloサウンドの
Gu.に MichaelのBluesHarp。非常に耳に残るアナログサウンドの極地。凝ったサウンドメイキングだ。
今度はMichaelがアコースティックGu.をつま弾きながらゆっくりしたテンポの'SISAO'。会場に来ているRAJASの
コーイチしか知らないお客さんは想像もしていなかったであろうその曲調に引き込まれている。６曲目の'Religion'
は速いカッティングでたたみかけ、あっという間に終わってしまう。ヘヴィでファンキーな'Wasted'。タイトなDs.
チョッパーBs.にWahGuが多用されている。Last No. 'wanna be'でステージは終了した。
私自身こういうジャンルにはうといので、どんな感じ？と言われても個人的には'EMF'とか'Jesus Jones'を思い出して
（あっくん、コーイチちゃんには「それ古ーっ」といわれてしまったが）しまった。後でコーイチちゃんに
「何てジャンル？」と聞いたところ「ミクスチャーちゃう？」とおっしゃってました。(私はそれでも良くわかりませんが)

さてさて本編のトリを飾るのはあっくん率いる御存知'TRASH'。
私もCDは聞かせてもろてますが、生ステージは初めてなので思わず
聞き入る態勢に。TRASHお目当てのファンが最前列に移動し、
臨戦態勢に入っている。おなじみエボニーのギブソンレスポール
スタンダードを抱えたあっくんのGu.リフではじまり、Ba.の
Mr.Terashimaがユニゾンで重なる。想像以上に Heavyなサウンド
だ。Traffic Jamもそうだったが、外人Vo.のせいも有るかも知れ
ないが結構外タレの雰囲気を醸している。'TRAFFICJAM' と'TRASH'はジャンルというかファン層的には通ずる様に
感じる。しかし、コーイチちゃんとあっくんの出すGu. サウンドは明らかに全く違う。片やシングルコイルで
エフェクトを効果的に取り入れるコーイチちゃんと、ハンバッキングでシンプルながら重圧感のあるサウンドの
あっくん。 RAJASの時のイメージとは正反対の音作りだ。昔のRAJASでは静のイメージのあっくんが大きく動き
ギターを掻き鳴らす！とてもワイルドでたくましく感じられる。それからなんといってもVo.片やCoolなMichaelと
あっくんのような吉本ノリの思いっきり関西系P-Nuts。この比較だけでもかなり面白い。
3曲目軽快なMr.Komuraのドラムロールを絡めたリズムにあっくんの跳ねたアルペジオ。
次はよくわからんけど'ビールの歌'（笑）こんなのも織り交ぜるところはやはりあっくんである。
その後、たてノリ系？のHard rock'n'rollにしっかり聞き入ろうとしていたのだが、勝手に身体が動いてしまう。
ラストは'GET DO～WN！'の掛け合い。他のバンドにはなかったアンコールまで飛び出し、さすが現役と納得させられた。
これからもTRASHは進み続けるだろうし、TRAFFIC JAMとの対バンも再び見られるかも知れない。

TRASHの後はしばしセッティングタイム。次はいよいよ皆さんお待ちかねの「おまけ!?」そう'RAJAS'。
観客の方も待ちかねたように最前列に押し掛け、前が混み合っていく。
セッティング交換の間にいきなり引っ張り出された我らがSENちゃん。本人曰く、「長いMCはした事が
無い!」確かに私の記憶の中にもそんなに長いMCを聞いた記憶は無い。だからSENちゃんも言ってた様に
「今日この会場に来た人はとてもラッキー」だったかもしれない。
ライブやレコーディングの報告なんかを話しつつ、だんだん「寂しくなってきた」ので、
順番にメンバーを呼び出しに掛かることに.....SENちゃん頑張れー！
NONちゃん,KOHICHIちゃん,BABAちゃんが順に登場。Kohichiちゃんはおなちゃんのギターを持ち出し、
客席からは「最後にそれぶっ壊せー！」の声におなちゃんがきれる（笑）場面も。BABAちゃんが浜田麻里の
LIVEに行った話からSenちゃんと浜田麻里の話を暴露？したり....（笑）

あっくんの準備が整い登場し、いよいよステージが
始まった。1曲目はCITTA'の時と同じ'STRAIGHT FIGHTER'。
'TRAFFIC JAM'の時とはがらりと変えたサウンドのコーイチ
ちゃんのリフからNONちゃんのBa.オブリが入り、のっけから
全開モード。ちょっと風邪気味？のSENちゃんCITTA'の時
よりちょっとキツそうな感じ。しかし15年前と全く変わらない
RAJASの音だ！ Gu.Soloの時にはCHITTA'でも見せたあっくんとコーイチちゃんの向かい合いながらの確かめる
ようにハモル姿が。 Soloが決まった瞬間に二人がハイタッチを決める微笑ましい光景。やっぱ当時よりさらに
仲良おなったんちゃう？(笑) 掛け合いの後、続いては'LIAR' 。シャッフルのリズムに客席も揺れる......。
メンバーも楽しそう。NONちゃんのBa.Soloに客席からの歓声も一段とあがる。あっという間に曲が終わり、
SENちゃんの「やっちゃおうかなあ？！」の声に客席も「勿論や！」とばかりに声援で応える。
そう、SENちゃんの掛け声と共にババちゃんがハイハットを叩き'SHOCK!' だ！
皆それぞれのバンドでステージを終えた後とは思えない、より一層のパワーを発揮している。SENちゃんの声も
さっきより伸びが増し、ババちゃんの2バスが疾走し、あっくんのGu.そしてコーラスも冴えている。
NONちゃんは終始笑顔でボトムを支え、コーイチちゃんの速弾きもCITTA'の時より鋭さを増している。
凄い。ほんまに皆年齢を忘れさせてしまう。感動。

今日はイベントということで時間的にも限られていたため、この3曲の演奏のみではあったが、
地元京都での初の復活ライヴという事もあって、客席に見受けた懐かしい面々も満足顔であった。
ライヴ終了時のSEは[遊行～YOUGYOU～]の曲もさりげなく流され、
なおさら1月のワンマンに「行きたい！」という感情を煽るには十分なステージだった。
終演後に用意されたワンマンライヴの先行発売チケットもほぼ完売になる盛況だった。
この日はカメラチェックが無かったのでカメラ、ビデオ等で撮りまくっているファンの方々も
居たが、今度のワンマンは多分カメラチェックされるので貴重な映像を収められた皆はラッキー
でした。ともあれ無事にイベントが盛況で終わったことがとても嬉しい！RAJASのLIVEが最後に
なるかも知れない 1月のワンマンは両方共？ハコがでかいので、皆で会場を埋め尽くして盛り上がりましょう！
年末に新譜を買って、来年アタマにはお客さん一杯のRAJAS LIVEで良い年にしましょうぜ、皆さん！