待望の復活ワンマンライブ!in 表参道FAB
2003.01.11 (sat)

とうとうこの日が来てしまった...
復活'rajas'の第一章(と敢えて言わせて頂きたい。)最終日。
昨年8月の川崎クラブチッタのイベントへの参加が目的で17年振りに
集まったメンバー達。てっきりそのイベント限りの復活であると多くの
人々は思っていた。メンバー達自身もそうだったかも知れない。
official homepageの開設地元京都でのイベント。そして誰もが驚いた、
なんと完全新録によるNew Album'遊行〜yougyou〜'の発売
今日を含めた関東・関西でのワンマンLive開催。そしてその模様を収録したLiveDVDが3月に
発売される予定となっている。

イベントでのファンや関係者そしてメンバーの予想以上の盛り上がりが、そしてメンバーの
ファンの期待を上回る作品のリリースや抜群のパフォーマンスが '一日限り'をあっという間に
ここまでにしてしまった。噂によると、この復活'rajas'に触発されてムズムズしているバンド
がかなりあるらしい.......それでシーンが再び盛り上がって行けば言うことは無いし、
そのきっかけを'rajas'が作ったということが大変うれしく思う。
タイミングと納得の作品、
パフォーマンスさえ合致すれば多くのファンや当時のスタッフが直ぐに集まってくれる。
それはメンバーの思いだけで無く、ファンや関係者も求めていたという事の現れに他ならない...

前置きが長くなってしまったが、今日の会場は東京のど真ん中原宿表参道の'FAB'という会場
である。さすが表参道という場所柄か、会場のエントランスも非常に洒落た感じの雰囲気に
なっている。先週のOnAirOsakaに比べて会場の大きさ自体は小さめだが、ステージと客席の
一体感を得るには最適な大きさだと思われる。非常に珍しいことだと思うが、エンジニアを
含めてこちらのスタッフは全員女性である。機材セッティング、音決め等を含めテキパキと
仕事が進んでいく.......................

開場時間になり、客入れが始まると見る見るうちにハコが埋まって
いく。Osakaは全席指定だったが今日はオールスタンディング。
にもかかわらず、後方の壁際ぎりぎりまでギッシリだ。
バックステージの方にも44のJIMMY氏、X-RAYの藤本氏と
ロジャー氏、Jangoの七條氏、本城美沙子氏、大野祥之氏等々
重鎮の方々が訪ねて来ている。やはり業界でも注目を集めている
証拠であろう。客席の方に目を移せば、お馴染みさんも結構見受けられ、
川崎の復活劇から皆勤賞の強者も何人かいる。「今日が最後かも知れない...」
そんな思いにいてもたってもいられない者ばかりが会場を埋め尽くしているのだ。そんな客席の
思いをメンバーはどう受け取っているのか...今回の'rajas'はとにかく「楽しむ!」事を大前提に
している。演奏のテクニック的にどうだとか、チケットやCDの売れ行きがどうだとか、そんな事
は遙かに超越してしまっている。これが本来の「BANDの姿」なんだなとあらためて感心させられ
てしまった。その姿がファンや関係者を自然に動かしたんだな........と。今回の数度のLiveの中で
SENちゃんが何度も繰り返し口に出している言葉「楽しんでますか!!」そして言わずともメンバー
の顔を見ればステージ上は勿論の事、会場入り〜打ち上げ開けまで本当に誰もが終止笑顔なのだ!!

SEと共にいよいよメンバーがステージに登場だ。客席も最初から凄い
盛り上がりを見せている。本日のオープニングナンバーは'Straight
Fighter'
。今日は抜群に音が良い!バランスが良い!というかジャパメタ
には最高の音質!BaBachanのバスドラとNONのベースの重低音が腹に
響く。かといって決してブーミーではなく分離が良い。あっくんと
コーイチのギターもバランスが良い。すべての音が綺麗に聞こえている。
その上にSENのVoiceが気持ちよく響き渡る!「うまいっ!!」
復活してから最高の状態であるということに異論を唱える人はいないであろう。それほどまでに今日
の出来は素晴らしい!セットリストは大阪と1曲目と本編ラストが入れ替わった以外は殆ど同じ構成
であるにもかかわらず、SENちゃんのMCを含め「最高に脂ののりきった状態」のステージである。
M-2'Rock Show'。M-3'GypsyBlood'と立て続けに演奏し、ひとまずMC。テーマであるところの
「今夜は楽しいだけの夜にしてください!」のSENちゃんの言葉に会場全体が声援で応える。
続いてNONちゃんのフィーチャーされたM-4'LIAR'、M-5'LONELY DANCER'。M-5でのGu.soloの
あっくん&コーイチの掛け合いも日に日に洗練され、息が合ってとても楽しそうだ。


お次は新譜「遊行〜yougyou〜」からM-6 ' 眠れぬ夜... '、M-7 ' PLAY
THE GAME '
、そしてM-8' JE SUIS COMME JE SUIS 'が演奏された。
ここにきてバンドとしての演奏も観客のノリも完成されてきたという
感じだ。BABAchanのリズムもタイト且つ疾走感にあふれ、とても
安心感がもてる。

ここでsupportの[Naomi]氏の紹介からM-9の ' もっとみつめて '
せつせつと歌い上げるSENちゃんの歌に、コーイチのGu.soloに観客の目が釘付けになる。
[Naomi]氏のパープルをもじったKey.soloからM-10、ジャパメタを作らせたら天下一品BaBachan
の名曲' Lady ' 。そのまま[BaBaちゃん]のショートDs.solo へ...すぐさま次の曲へ入るつもりが、
コーイチがリフを弾こうとしない。「BaBaちゃんもっとやれ!」と無言の訴え(笑)「腹立つ〜!
ボケェ〜!(笑)」と言いながらも再び叩き出すBaBachan。突っ込みをいれるNONちゃん。
ギャグもばしばし決まる!!
今度はすかさずM-11 ' Sexy Noise '
確実にボルテージが最高潮へ向かっている!!
その勢いで本編ラスト
スパート!M-12' On The Real Fire ' 。客席の人の波が上下左右に
大きくうねりっぱなしだ!曲中のコーラスパートに入る瞬間にあっくん
が「ババちゃん!!」と大声で叫んだり、Gu.soloの時にはSENちゃんが
大声で「あっくん!!」 とメンバーの名前を呼び合いながら満面の笑み
を浮かべながら演奏が続けられ客席もどんどん引き込まれる!
Gu.soloが終わった瞬間に両手を合わせ客席に大きく礼をするあっくんの
姿がメチャメチャ印象に残った。M-13皆大好き ' Angel ' そして本日の本編ラストはM-14' Shock!2 '
これは速い!!
打ち上げでBaBachanが「Xみたいやったやろ!」と言ったといえば解ってもらえるだろうか............

メンバーがステージを降りる間もなくアンコールの声が続く.........。


バラードのM-15 ' Your Song ' でしっとりとそして壮大にアンコール。
「SENちゃん」の歌声に陶酔する。この曲はCMでも流れていたので、
一般の人を含めて' rajas ' で一番知られている曲なのかもしれない。
客席の皆がSENちゃんの歌ににあわせて口ずさみながらエンディングへ。
そして再びメンバーはステージを降りた.................

本当の最後2度目のアンコールM-16 ' Rock With You '
客席もメンバーも首が取れそうなほどのヘッドバンキング大会!「行くとこまで行ってしまえ!!」
「死んでもええ!!」そんな勢いでレッドゾーンに入りっぱなし!!!

ステージが終わってもなかなかステージを降りないメンバー............
メンバーがステージを降りてからも動こうとしない観客............

それぞれに余韻に浸りながら、このままでいられたら.......という気持ち
だったに違いない。

あっくんがステージを終えた後、 本当に「全力でやれるだけやった!」
と、まるで[あしたのジョー]状態になっていた......

復活第一章は今日で一連のスケジュールの終わり(3月のDVD発売は
控えているが)を迎えたわけはあるが、FABでの関係者を交えて行われた軽い打ち上げでも、そして
その後の場所を変えての打ち上げにおいても、メンバーからは「終わり」という言葉はではなく
「またお会いしましょう!その時は宜しく!」だった。
どの位のペースで、また ' rajas ' が見られるのかは今は誰にもわからない。
しかし、どうやらこれが最期でもなさそうだ...........ファンの皆の盛り上がりやメンバーの思いが
合致したとき、案外早く再び ' rajas ' を見られる事になりそうな予感もする。 そんな期待を胸一杯に
抱きながら、スタッフの ' はしくれ ' として今回の復活劇第一章に参加出来たことを心からうれしく思う。

メンバーの皆様、スタッフ/関係者の皆様
タイトなスケジュールの中でがんばっていただきまして本当に有難うございました!
ファンの皆様 ' rajas ' をこんなに盛り上げて戴きまして本当に有難うございました!
また近いうちに是非是非お会いしましょう!ではその日まで..........................

reported by やぶchang

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